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お金を上手に使いながら幸せな人生を送るためには、お金とどのように付き合っていけばよいでしょうか。お金との付き合い方について、考えていきたいと思います。

  1. 資産形成について考えたい方
  2. 自分の価値観を大事にして生きたい方
  3. ライフプランを考えたり、それをより充実させたい方
横田 健一 よこた けんいち

ファイナンシャルプランナー

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なぜお金が必要なのか?

何のために資産形成をしていくかを考える前に、もっと単純に「なぜお金が必要なのか?」を考えたことがありますでしょうか。

言うまでもないことですが、生活していくためには、衣食住、つまり衣服や食べ物を購入したり、家を購入もしくは借りたりする事が必要です。つまり、生活していくために必要な商品やサービスを手に入れるためにお金が必要になるわけです。

そして、この考えをもう一歩進めると、人生の選択肢を増やすためにもお金が必要になってくることがわかります。次の例をご覧ください。

  • 家族で一日中外出して帰宅したが、疲れていたので夕食はデリバリーを依頼した
  • 共働きでいつもは家事に追われる週末だが、ゆっくりしたかったため、家事代行サービスを依頼することで自由な時間を過ごすことができた
  • 高校や大学は子どもが行きたがっていた私立学校に進学させてあげることができた
  • 定年退職までに資産形成を進めていたため、定年後は会社員生活から完全に引退し、セカンドライフを楽しむことができた
  • 資産形成を計画的に行うことで、47 歳で今後の人生で必要となるお金の目処をつけることができたため、今後は自分の好きな仕事ややりたいボランティア活動などに絞って取り組んでいくことにした

日常的なことから人生設計まで、お金があることで人生の選択肢を広げることができます。

どれほどお金が必要なのか?足るを知り、幸福度の高い人生を!

お金があることで人生の選択肢を増やすことができるのですが、ではお金はどれほど必要なのでしょうか。筆者は「足るを知る」という言葉が重要だと考えています。つまり、自分が何にどのくらいの水準を求めるかを確認し、整理しておくことです。

例えば、衣服1つ取ってみても、ファストファッション中心で十分なのか、高級ブランド品で身を固めたいのか、人によって求めるものは異なります。一方で、衣服にはお金をかけるつもりはないが、多少高くてもおいしいものをしっかり食べたい、など、支出の内容によってお金をかけたい分野と、そうではない分野があるはずです。

ご自身のお金の使いみちについての価値観を明確にし、整理しておくことが幸せな人生を送るためには大切なのです。

地位財と非地位財を区別して、上手にお金を使っていこう

地位財と非地位財という言葉を聞かれたことはありますでしょうか?地位財は他人との比較によって満足が得られる財、非地位財は他人との比較とは関係なく満足が得られる財です。具体的には、地位財はお金、自動車、マイホーム、社会的地位など、非地位財は健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境などです。

例えば、高級車を購入したとします。会社の同僚やご近所の方たちよりも高級な車を購入すると、手に入れてすぐの時点では満足度が高く、幸せを感じられるかもしれません。しかし、時間がたつにつれてその高揚感、幸福感は薄れていき、何年かたつとまた次の車が欲しくなる方もいるのではないかと思います。

他人との比較によって満足が得られる地位財については、「もっともっと」となり、いつまでたっても永続的な幸せには結びつきにくいものです。つまり、幸せな人生を送るためには、お金を非地位財のために使っていくことが1つのポイントになるわけです。

人生 100 年時代のライフプランとお金の収支

人生 100 年時代と言われる中、今後の人生とお金についてどのように考えていけばよいのでしょうか。

厚生労働省が 2021 年 7 月 30 日に発表した「令和 2 年簡易生命表」によると、2020 年の日本人の平均寿命は男性 81.64 歳、女性 87.74 歳と過去最高を更新しています。90 歳まで生存する男性は 28.4%、同じく女性は 52.5%と、文字通り 90 ~ 100 歳くらいまでのライフプランを考えておく必要性が高まっているわけです。

一般的には、社会人になり働き始めてから資産形成を行い、人生の後半で働くのが難しくなってきたら公的年金を受け取りつつ、それまでに貯めてきたお金を取り崩しながら生活していきます。途中 60 ~ 70 歳頃は、完全リタイアされる方、働く時間を少し減らしていく方とまちまちです。

人生のどのタイミングでどのくらい使っていくかはまさにご自身の判断です。

  • 現役時代に宵越しの銭は持たないとばかりに資産形成をされないと、人生の後半ではほとんど贅沢はできない生活を強いられるかもしれません。
  • 人生の前半でほとんどお金を使わず資産形成に注力しすぎた結果、1 億円以上の資産を遺して人生の最期の日を迎えることになるかもしれません。

豊かで幸せな人生を送るためには、お金を使っていくスピードを上手にコントロールしながら、適度に使いつつも将来に向けてきちんと資産形成していく、そういったファイナンシャルプランニングが重要になってきます。

そのためには、今月、来月といった短期的な収支や家計簿ではなく、長期でのライフプランやマネープランが大切なのです。

まとめ:ライフプランを明確に。人と比較するのではなく自分らしい人生を!

お金を上手に使いながら幸せな人生を送るためには、ライフプランを明確にしていくことが大切です。自分のかなえたい未来、生きたい人生を明確にしていくことから始め、その上でご自身のお金の状況を踏まえながら現実的な選択肢を検討していきましょう。

他人と比較するのではなく、あくまでご自身の自分らしい生き方、お金の使い方を考えていきましょう。地位財の話をご紹介しましたが、他人と比べてばかりではいつまでたっても満たされないでしょう。

人生の後半で後悔しないためにも、ライフプランを明確にした上で長期的かつ計画的に資産形成を行うことで人生の選択肢を広げ、たった一度の人生を、自分らしく生きていただければと思います。

今後の人生で「最も若い日」は、この記事を読んでいただいているまさに今日です。今からでも、今後のライフプランを考えながら、お金と上手に付き合っていただければと思います。

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横田 健一 よこた けんいち
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ファイナンシャルプランナー

収入を2倍、3倍にするのは容易なことではありませんが、目の前にある自分のお金や時間を、より有意義に、より有益に使っていくことはそれほど難しいことではありません。 より多くの方に、貴重なお金や時間をウェルスペント(well spent)して頂き、より幸せな人生を送って頂きたい、という思いから、社名をウェルスペントと致しました。 一人でも多くの方に、人生の最期で「有意義な人生だったなぁ」と感じて頂けるよう、お金・資産形成の面から、皆様のお役に立てればと考えております。 大手証券会社にてデリバティブ商品の開発やトレーディング、フィンテックの企画・調査などを経験後、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」を運営。YouTube「資産形成ハンドブック」配信中