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LIFULL 人生設計

老後のライフプランを考える上で、考慮すべきことは数多くあります。子どもたちの進路や親の健康状態などなど。変数が多すぎて、なかなか考えられないという人もいるかもしれません。

そうした状況の中でも「リタイア後は海外留学にチャレンジしたい」という希望のために、今後の生活についての様々なリサーチをしているという60代の女性 T・U さんに話を聞きました。

T・U さん

  • 都内在住 / 60代女性・外資系企業管理職
  • 家族構成:ご主人、子2人
  • 若い頃にいった海外留学に再度チャレンジしたいと考えている。

あらゆる状況に対応すべく情報収集

自身の老後について考える際に、優先度が高いものの一つに住居の問題がありますが、「老後どこに住むか」については、まだ具体的にイメージできていない部分があります。現在の家を気に入っているのですが、2 人の子どもたちが出て行ったら、リフォームして夫婦 2 人で住みやすくするとか、下の子どもに貸すとか、売却するといった選択肢が出てくると思います。

主人は長男なのですが、義母が 90 歳で 1 人暮らしをしているので、毎週末実家に帰っています。今は主人も働いていますが、定年退職しても通い続ける必要があると思います。私も長女なのですが、母親とは妹が交通の便の良い場所で同居しているという状態です。

「今後、お互いの親がどうなるのか」によって変わってくる部分もありますが、少なくとも主人の実家の近くに住むというのは難しいと思います。なぜなら、主人の実家は車がないと生活できない場所なのです。義母はすでに免許を返納しているので、1 人では買い物や病院に行けないという状況のため、毎週末主人が帰ってサポートしています。

子どもたちやお互いの母親の状況といったファクターが変化することで、私たちの老後のプランも変わってきます。その影響度が大きいため、現時点で何らかの決断をすることは難しいと考えています。だからこそ、あらゆる状況に対応できるように「情報だけはしっかり集めておこう」というのが現在の状況ですね。

例えば義母が 1 人で暮らすことが難しいとなれば、高齢者施設に入ってもらう必要があるので、入居費や月額の費用などについてはリサーチしていますね。また、自宅を売却した場合の査定額などについても確認したりしています。

相続については早めの準備が重要

こうした状況で、追加で知りたいと思うのは年金についてですね。支給のタイミングを繰り下げることで支給額が増えると言われていますが、本当に支給されるのか、不安に感じる部分もあります。年金定期便などで支給額は確認していますが、想定しているより少なくなるケースがあるんじゃないか、と心配になります。

また、これは自分の父親が亡くなった時に感じたのですが、相続の準備は早くしておくべきだと思いますね。相続税は 10 ヶ月以内に申告する必要があるのですが、結構バタバタでした。電気やガスの支払いが全部口座振替になっているので、早く銀行口座の手続きをしないと、面倒なことになってしまいます。自分の場合、やはり「子どもに迷惑かけたくない」という思いが強いので、相続のタイミングが近づいてきたなと思ったら、早めに準備しておきたいですね。具体的には、クレジットカードの枚数を減らすとか、銀行口座の数を絞る、株は現金化しておくといったことですね。それこそ、認知症になってしまったら、何もできなくなってしまうので、そうした場合にも備えておきたいと思います。

ご自身の年金について知る

「不測の事態は起こるもの」 それでも希望を叶える為の準備を

私個人としては、定年後は海外留学をしたいという希望を持っています。若い頃に一度留学を経験しているのですが、その時から「いつかもう一度海外に行きたい」という希望を持っていました。「留学するならばアメリカもしくはイギリスかな」ぐらいのイメージは持っているのですが、先程もいったように、子どもや親の状況にも左右されるので、「いつまでに留学する」といった具体的な期限は切らないようにしていますね。すべての不安を解決することは難しいですし、あまり時間をかけすぎると自身の体力面の問題も出てくるので最後は、何らかの形で判断せざる得ないと考えています。

そうした自身の理想を実現するためにも、今は働き続けてお金を貯めておこうと考えています。私は外資系の会社に勤務しているので定年はありません。ただ、1 年ごとにパフォーマンスレビューがあって、その結果次第でお給料が下がったり、退職をすすめられたりします。なので、そうしたプレッシャーを感じながら働いているというのが現状ですね。

私が様々なリスクなどを想定して準備を進めている背景には、やはり「外資系企業でずっと働いてきた」という経験があると思います。そうしたキャリアの中で、「会社の合併によって自身がクビになる」「会社が倒産してしまう」といった経験もしてきました。そのため、常に「不測の事態は起こるもの」というスタンスが身についているのだと思います。

当然ながら今も「将来がどうなるか」というのはわかりません。だからこそ、出来るうちに必要な情報をリサーチしておくことが重要だと思いますね。

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